釣行記をいただきました。

Chirai150を購入いただいたお客様より、釣行記をいただきました。

お仕事の関係で海外に赴任されており、

帰国の際、ここ数年は毎年北海道でイトウを狙っているとのこと。

今回は諸条件の関係で、厳しい状況だったようですが、

果たしてどうだったのでしょうか?



今回の釣行は、

6月以来の長雨に加え台風の影響で、

初日まで降っていた雨とによる増水もあって、

道北の湿原の川は相当な増水でした。

濁りは取れる方向で酸素も豊富で

水温も絶好でしたが、

下流の大場所は増水と大量の草ゴミで厳しかった。

流れが早く、

得意の上流域にボートをおろせなかったのも

痛かった。

イトウの存在を示す唯一のサインは、

天塩川の出会い手前の流れ込みで、

足元でジャンプした60cm級のアッカンベーのみ。

 

めぼしい出来事がないまま2日が過ぎ

釣行3日目、猿払の上流をじっくり攻めようと出かけたが、

例年ならまだ好況の続く7半ば、

ボートを下ろせる河口付近には、求道者たるフライマンやルアーマンが何人か杭になっていた

モラルを守り邪魔しないよう9時ころまでは自分も一本の杭となり河口を攻めた。

この時に横でロッドを振っていたのは長身で白髪・長髪のOld Man

逆風に逆らい力強くフライをキャストしておられた。

カッパで顔を見れなかったがそんな人物はそうは居ないだろうなあと、その時は思っていた。

 

彼らがあきらめて去った後、ボートで上流に移動した。

同じ道北でもオホーツク側の降雨状況

日本海側より良かったはずと聞いてはいたが

上流はやはり増水で

中上流部の楽しいポイントでは流れが速く、

うまくボートポジションを維持できず

小型の戯れを見るのみで敗退

最終日にかける事となった。


最終日は更なる減水を期待して

湿原の川をいったん後にし、

猿払河口の早朝での勝負すべく朝2時から移動開始。

再び昨日のOld Manとロッドをを並べることになった。

話してみると案の定、著名なフライマンの浜野安宏さんであった。

しばし、ウグイやイトウのボイルを見つめながら並んで攻め



この日も、出会い前からちょっと上流側のワンドで

キャストしていた若者が1本あげているのを確認した

が、それ以外は我々も含めて不発。

これを機に大きく移動。

天塩川中流の有名な支流出会いを重点的にたたくも、

やはり不発。


最後の最後に期待し、

湿原河川の一級ポイントに戻り、

夕まずめの2時間を集中して攻めた。

もう泣いても笑っても最後。


この場所は、瀬がプールに突っ込んでいる鉄板ポイントで、

この瀬の開きに持っていたありとあらゆるルアーを投げ込んだ。

マスキージッターバグ、ジョイクロ、スプーン、クランク、ミノーを徹底的に通すも、咲かず起こらず。

ついに、いわゆる最後の一投をし、その後片付けに入ったそのオーラスの夕まずめ。

背にした瀬から「ドッ、ゴボッ」という鈍い音が聞こえた。

この瀬の水深は夏季では30cm程度だが、当日は減水中でも2mほど。

瀬とプール出会い付近では水深3mほど。

瀬は波うち‘ごうごう’と流れ、時折、波が重なり増幅して盛り上がる。

まさか、いや、きっと盛り上がって砕けた波の音に違いないとは思いつつ、

なぜかイトウの気配を不思議と感じていた。予感に満ちていた。

Chirai150を結び直し、プールとの出会いの上の激流の中で舞わせるよう

ぎりぎりまで激流の流心に向かって立ち込み、腕を伸ばしロッドを瀬の中央まで突き出し、

ロッドを前後させヨーヨー釣り

この激流の瀬の中でChirai150の泳ぎは破綻せず、前後左右上下ひらひら宙を舞う。

こんな釣りに、なぜか不思議と僕はしつこかった。

いろいろな思いと期待が満ちていた。


そのとき、Chiraiに向かって白いものが深い場所から猛然と突き上げ、

黒いものに変わって反転、うねりながら水面に出て激しくダンス。

それは大口をあけて飛び出してきたイトウだった。

この奇跡に足が震えた。

魚は78cm。腹は痩せ、顔は優しい。

きっとメスだろう。


サイズは期待している大物ではないが心に焼きつくメモリアルフィッシュとなった。

稚内の達人のブログでのコメントも片隅に残っていた。

魚にとって増水はなんでもない。宙が広がっただけである、普段の着き場からそう離れないものだ。

攻めてみるべきだ・・・」

この場所、3年前にも減水時であったがヒットポイントは同一。

瀬がプールに突っ込む場所の直下のえぐれであった。


 Chirai150ですが、ヤマリアのThe first並みにぶっとびますし、

そのひらひら感、流れに破綻しないところがいいですね。

ロッド操作への反応もいい。

ボートだと飛距離不問なので固定重心バージョンやDeepもあったらいいなと思いました。

まさしく自泳するミノーですね。


釣行記をいただき、

製作している当方も拝読しているそばからドキドキし、

そして最後にはとてもうれしい気持ちにさせていただきました。

ありがとうございました。

来年は更なる飛躍をしていただけたらと思います。